後鼻漏 - 漢方相談  漢方薬あい花 KANPO aika

後鼻漏

後鼻漏は漢方で克服しよう!

後鼻漏とはネバネバした鼻水が喉の方に流れ落ちる症状の事をいいます。

副鼻腔炎(蓄膿症)が原因の後鼻漏では、黄色く汚い鼻水がドロッと喉の奥の方に流れるので、非常に不快な思いをします。

今回は副鼻腔炎による後鼻漏の漢方治療をご紹介します。

 

鼻腔(鼻の穴)の周囲にある空洞の事を副鼻腔と言います。

副鼻腔炎(蓄膿症)の原因は副鼻腔に炎症が起きそれが慢性化して膿を持った状態の事をいいます。

遺伝的要因や体質が関係しているとも言われております。

 

【副鼻腔炎(蓄膿症)】の主な症状

①息がしずらい

②夜寝ていると異常に口が渇く、変なにおいがする。

黄色く汚い鼻水がドロッと出る。

 それが鼻の奥から喉の方に流れる

④匂いがわからない、味もよくわからない。

⑤頭痛、頭重があり、思考力低下する。

⑥治療をしないでいると、喘息、片頭痛、中耳炎を併発する。

 

西洋医学の治療では血管収縮薬や抗菌薬、ステロイド等を使います。

 

中医学では副鼻腔炎の事を「鼻淵(びえん)」と称します。

症状体質により治療方剤も分かれます。

①「肺経風熱型」は副鼻腔炎で頭痛の症状がつらく、鼻づまりや発熱等をともないます。

治療方剤は「鼻淵丸」(副鼻腔炎の基本処方)に「川芎茶調散」を加えます。

②「胆腑鬱熱型」は鼻水が黄色く、臭いもひどく、口苦や口渇を伴います。

治療方剤は「鼻淵丸」に「竜胆瀉肝湯」や「五味消毒飲」等を加えます。

③「脾胃湿熱型」は生活習慣が不摂生でお酒、たばこ、肉類、脂ものを好む方に多いタイプです。

胃腸症状や頭重、めまい、倦怠感などを伴います。

治療方剤は「鼻淵丸」に「温胆湯」等を加えます。

④「脾胃気虚型」は胃腸の虚弱者に多いタイプです。

食欲不振や軟便、下痢気味、疲れやすい等を伴います。

治療方剤は「鼻淵丸」に「参苓白述散」や「玉屏風散」等を加えます。

いずれにしろ中医学的に考えた原因は飲食の不摂生等で蓄えられた体内の余分な湿邪(不要な水分)と抵抗力の低下により発症すると考えられます。

基本治療方針は余計な湿邪(細菌・膿・鼻汁)を除去して、身体の抵抗力をつける事です。